インプラントについて思うこと
インプラント治療の成功率は、約96から98パーセントと言われており、適切な治療とメンテナンスを行えば、長期的に安定的した状態で使い続けられるとされています。
しかし、メンテナンスに行くことができていないために、お口の中にトラブルが起きてしまった等の、相談が多あります。そもそも、メンテナンスはなぜ必要なのでしょうか。
メンテナンスに行かないまま放置すると、どのような事が起こってしまうのか紹介いたします。インプラントは、チタンを使った人工歯根です。
「虫歯にならないから放っておいても大丈夫」と思っている方もいます。実際に埋め入れたインプラントが、虫歯になることはありません。
しかし、歯に付いた食べカスが残っていたり、ブラッシング不良による磨き残しがあった場合、時間が経過するとそれらが「プラーク」とよばれる細菌のかたまりになり、インプラントの周りの骨や歯茎が炎症を起こす恐れがあります。これを「インプラント周囲炎」といいます。
インプラント周囲炎が進行すると、インプラントがあごの骨から抜け落ちてしまうことがあります。また、長期にわたり、メンテナンスでの咬み合わせの調整を行わないまま放置していた場合にも、インプラントに過剰な負担がかかることで抜け落ちてしまう恐れがあります。
この状態でインプラント周囲炎になった場合には、さらに炎症を進めてしまうなどの悪影響を引き起こします。歯茎に起こるトラブルとして、腫れる、出血する、膿が出るなどの症状があります。
歯科医院で1年以上メンテナンスを受けていない方は、このような事態を避けるために、早期に受診することをお勧め致します。また、3から4ヶ月の期間で受診をしている方でも「今までとは何か違う」というようなお口の中の違和感があれば、すぐに歯科医院に相談しましょう。
インプラントは、天然歯(自分の歯)のように神経がありません。したがって、炎症などが進んでいても自覚症がでにくく、具体的な症状が出たときには、治療が難しくなることがあります。
これらの症状を未然に防ぐために、歯科医院で定期的なメンテナンスを受けましょう。
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